→ 前回の記事「背景色を変えてみた。それだけの話」
とんでもないことが起こりました。
Antigravityを触りながら、ああでもないこうでもないと試しているうちに、気づけば一記事が“流れ”として完成していたのです。
これまで私は、ネタ選定、構成作成、見出し設計、本文執筆、タイトル生成、そしてWordPressでの最終調整を、それぞれ別々の作業として行ってきました。
そのたびに立ち止まり、考え、プロンプトを作り直す。
正直に言えば、エネルギーを使う工程でした。
ところが今回、個別に作っていたプロンプトを整理し、ワークフローとして連結させてみたところ、記事制作が“点”から“線”へと変わったのです。
60代の私が、AIと一緒に作業を「流れ」にできた瞬間でした。
これまでの記事作成は「分断作業」だった
記事を書くこと自体は、嫌いではありません。
むしろ、60代になってから始めたブログは、自分にとって新しい世界への入口でした。
書けることが増え、形になる喜びもありました。
ただ――。
作業は、いつも分断されていました。
ネタを決める。
構成を考える。
見出しを整える。
本文を書く。
タイトルをひねり出す。
そして最後に、WordPressでスラッグやメタディスクリプション、アイキャッチ画像を調整する。
一つひとつは大きな作業ではありません。
けれど、それぞれの工程で立ち止まり、考え、またプロンプトを作り直す。
その「切り替え」が、静かに体力を奪っていました。
流れが途切れる。
勢いが止まる。
「今日はここまででいいか」と、何度思ったか分かりません。
AIを使っているはずなのに、
どこか手作業の延長線上にいる感覚がありました。
点は増えている。
でも、線にはなっていない。
それが、あの頃の正直な実感でした。
Antigravity体験の中で生まれた「気づき」
Antigravityを触りながら、私はこれまでと同じように、一つずつプロンプトを作っていました。
ネタ選定用。
構成作成用。
見出し生成用。
本文執筆用。
タイトル案生成用。
相変わらず、作業は分かれていました。
ただ、ある瞬間にふと思ったのです。
「これ、順番に流せばいいのではないか?」
ネタを決め、そのまま構成を出させる。
構成からH2を整え、その流れのまま本文へ。
本文を書いたら、続けてタイトルを生成。
最後にWordPress用のスラッグやメタディスクリプション、アイキャッチ案まで一気に整える。
点と点の間に、無理に壁を作る必要はない。
私はずっと、作業を区切ることが“丁寧さ”だと思っていました。
でも実は、それが流れを止めていたのかもしれません。
プロンプトを整理し、役割ごとに並べ、ワークフローとして連結してみた。
すると、何かが変わりました。
作業が“続いていく”のです。
止まらない。
一工程終えるたびに、次が自然に現れる。
それは「効率化」という言葉よりも、もっと静かな変化でした。
記事を書く、というより流れに乗っている感覚。
そのとき、私ははっきり思いました。
これは、今までとは違う。
一記事が「流れ」として完成した瞬間
実際に、組み上げたワークフローを通してみました。
まずネタを決める。
そこから構成案を出す。
H2を整え、そのまま本文を書く。
流れを止めずにタイトルを生成する。
最後に、WordPress用のスラッグとメタディスクリプション、アイキャッチ画像案まで一気に整える。
これまでなら、それぞれの工程で立ち止まり、プロンプトを作り直していました。
一記事仕上げるまでに、半日かかることもありました。
今回は違いました。
前の工程の熱が、そのまま次へと引き継がれていく。
止まらない。
気づけば、下書きがほぼ完成していました。
時計を見ると、思っていたよりずっと短い時間でした。
何より大きかったのは、「考え直す時間」が減ったことです。
構成を作って、もう一度悩む。
本文を書いて、また悩む。
その“切り替えの消耗”がほとんどなくなった。
ああ、これは単なる効率化ではない。
作業が、流れになったのだ、と。
記事を書くという行為が、点の積み重ねではなく、一本の線として進んでいく。
時間が短くなっただけでなく、疲れ方がまったく違いました。
60代の私が、AIと一緒に“仕組み”を作れた瞬間でした。
何が変わったのか。60代の私に起きた変化
変わったのは、時間だけではありませんでした。
確かに、半日かかっていた作業が短くなった。
けれど本当に大きかったのは、「始めるハードル」が下がったことです。
以前は、記事を書くと決めるまでに少し覚悟がいりました。
今日はネタ選びだけにしようか。
構成は明日に回そうか。
そんなふうに、どこかで区切りを作っていたのです。
でも今は違います。
ワークフローがある。
最初の一歩を踏み出せば、次が自然に続いていく。
「全部やらなければ」ではなく、「流せば進む」という感覚。
これは、60代の私にとってとても大きな変化でした。
若い頃のように、勢いだけで突き進む体力はありません。
集中力も、無限ではない。
だからこそ、“止まらない仕組み”があることが強い。
AIは魔法ではありません。
けれど、作業を整えることで、年齢の差を静かに埋めてくれる。
私はそう感じています。
記事を書くことが、重い作業ではなくなった。
それが、今回の一番の収穫でした。
60代からでも、仕組みは作れる
若い人のスピードには、正直かなわないと思うことがあります。
新しいツールを覚える速さ。
情報を吸収する速さ。
試行錯誤の回転数。
どれも、自分よりずっと軽やかに見える。
けれど今回、ひとつ分かったことがあります。
速さでは勝てなくても、「整えること」ならできる。
作業を分解し、役割を整理し、流れにする。
勢いではなく、仕組みで前に進む。
これは、60代だからこそ辿り着けた感覚かもしれません。
AIは若い人のものではない。
年齢を理由に諦める必要もない。
経験を積んできたからこそ、作業を“構造”で考えられる。
今回つくったワークフローは、まだ完成形ではありません。
けれど、一つだけ確かなことがあります。
私はもう、「記事を書くのが重い」とは思っていない。
流れは、できた。
あとは、流し続けるだけです。
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