未知との遭遇 ―「デプロイ」って何?

水彩画風で、薄暗い部屋でパソコン画面の「Allow」ボタンを見つめる60代男性の後ろ姿。デプロイ前の静かな瞬間を描いたイメージ。 AI活用 × ブログ術

→ 前回の記事「60代ブロガーが見た衝撃。Antigravityで記事制作が“線”になった日

「スマホで使えますか?」

Antigravityに尋ねてみた、ジグソーパズルの簡単なアプリを作れるかと。
複雑なものはいらない、ただ動けばいい。
それくらいの軽い気持ちだった。

返ってきた答えは「できます」。

では、どうやってスマホで使うのか。

すると、AIはさらりと言った。

 ――「デプロイします。」

デプロイ?

正直に言えば、意味は分からない。

でも、分からないからこそ面白い。
私はそのまま任せてみることにした。

画面には「Generating」「Working」の文字。
何かが裏側で組み上がっているらしい。

30分ほど待っている。

途中、自分で止めていた時間もあった。それでも、世界は止まっていなかった。

止めていたのは、私のほうだったのかもしれない。

これは、60代の私が出会った小さな未知との遭遇の記録である。

デプロイという言葉に出会う

「スマホで使うにはどうするんですか?」

そう聞いたとき、私はてっきり設定の変更か、アプリ化の難しい手順が返ってくるものだと思っていた。ところが返答はあっさりしている。

「デプロイします。」

たったそれだけだった。

デプロイ。
意味は分からない。けれど、難しそうでもなかった。
調べれば「公開すること」らしい。

作ったものを、外の世界で使える状態にすること。

なるほど。
今はまだ実験室の中。
デプロイとは、その扉を開けることらしい。 

Allowボタンの正体

画面には「Opening URL in Browser…」の文字。横で何かがくるくる回っている。

私は待っていた。
ずっと待っていた。

30分くらいだろうか。

裏で何か大きな処理が走っているのだろうと思っていた。デプロイというくらいだから、きっと時間がかかるのだろう、と。

そしてその待ち時間に、私は別のことをしていた。

――この体験、記事になるな。

そう思ってChatGPTに状況を投げたのだ。
返ってきた冷静な一言。

「Allow all を押してください。」

……押していなかったのか。

画面を見ると、確かに許可ボタンが出ている。
私はただ、知らずに止めていただけだった。

押してみる。

進んだ。

それだけのことだった。

30分のGenerating

その後、画面には「Generating」「Working」と表示された。

何が起きているのかは正確には分からない。でも、確実に何かが進んでいる。

待っている時間は、たぶん30分ほど。
途中、自分で止めていた時間も含めればもう少しかもしれない。

不思議なことに、退屈ではなかった。

若い頃なら「まだか」と思ったはずだ。
でも今は違う。

裏で何かが組み上がっている。
見えないところで動いている。
その事実だけで十分に面白い。

世界は止まっていなかった。
止めていたのは、私のほうだったのかもしれない。

未知は、思ったより静かだった

デプロイという言葉は難しそうに聞こえる。
けれど実際に体験してみると、やることは「待つ」ことだった。

任せること。
許可すること。
そして、出来上がるのを信じること。

未知との遭遇というと、大げさに聞こえるかもしれない。
でも、私にとっては確かに未知だった。
そして、それは怖いものではなかった。
静かに待つ。

デプロイとは、世界に公開することらしい。
でも今回の私は、ただ「Allow」を押していなかっただけだった。

もしまた「デプロイします」と言われたら、今度はもう少し早くAllowを押せる気がする。

→ 次の記事「 9ピースが動いた夜

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